中田敦彦さんの消費税についてのYouTubeを見て
2 消費税を導入してどうなったか その1
消費税は1989年(平成元年)に3%で導入されました。
このときはインフレで景気もよく問題にはなりませんでした。
問題は1997年(平成9年)の消費税3%→5%の引き上げのときです。
橋本龍太郎首相の下に消費税増税が行われました。
消費税を増税するとものの値段が高くなりますから当然消費が落ち込みます。
このときは、1990年~1991年のバブル崩壊の後で低迷した経済状況の中で
増税が行われたために、これ以降日本はデフレになってしまいました。
デフレとは物価が継続的に下落していくことです。
そしてデフレスパイラルというものに落ち込んでいきます。
[デフレスパイラルの流れ]
1 ものが売れないので安くして売れるようにする。
2 ものが安くなるので、収入が減る。
3 収入が減るので、ものを買うのを控えるようになる。
4 ものが売れない。
5 ものを安くして売れるようにする。
この繰り返しとなります。
これが繰り返されるとどうなるかというと、
1 ものが売れないので、生産を少なくする。
2 工場を閉鎖する。
3 新たな工場を作ったり、設備を導入するなどの投資はしない。
4 人を解雇する。(解雇された人はますます節約するようになる。)
ということになります。
つまり消費(需要)と生産(供給)がどちらも減少していき、日本経済が弱っちいものになっていきます。
収入もどんどん減っていきます。中には解雇される人も出てきます。
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