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1 隅の死活

番号 盤面 説明
1 この形もよく見かけます。

黒先でどうなりますか?
2 この形は黒の小ゲイマジマリに白が
三々に入ってきて、黒12までとなった形が想定されます。
3 死活の基本としてまず考えることは、
1.生きるときはフトコロを広げる
2.殺すときはフトコロを狭める
ということです。
ということで、今回は殺すときなので、フトコロを狭める黒1を
まず考えるということになります。
4 しかし今回は白2とサガリを打たれて、
この形はクシ形のイキとなってしまいます。
5 となると黒Aか黒Bではないかと、
見当がつくと思います。
6 AかBと見当がつかないときは、
黒A,B,C,D,E,F,G,H,Iとしらみつぶしに
読む必要があります。
7 例えば黒1と打つと白2とツギを打たれて、
黒3には白4となって、AとBが見合いでイキとなります。
8 では本命の黒1と打つとどうなるのかを
調べます。
9 黒1に対して白2のところを切られると、
右の白2子が取られてしまい、生きることが
できなくなるので、白2とツギを打つと、
黒3と打たれ、白4となった形は
5目ナカデの死にとなっています。
10 ということで、白は2と打つしかありません。

次に黒AかBが考えられます。
11 黒1を考えてみます。
白2には黒3と打ちます。
白は4と打つしかありませんが、
そこで黒5と打つとオイオトシとなり、
白死にとなります。
12 黒1には白2と打ちます。
13 ここで黒1は白2でイキとなります。
14 黒1も白2でイキになります。
15 ということで、この形は白生きです。
16 次に黒1を考えます。
17 黒1に白2と打つと、黒3で白死にです。
18 黒1には白2と打ち、黒3には白4で白生きです。
19 ということで、黒1は白2で白生きとなります。
20 次に黒1を考えてみます。
21 白1のとき黒2と打つと、白3、黒4でコウになります。
がこれが正解ではありません。
22 白1のとき黒2が正解となります。
白3と受けるしかなく、黒4がキキます。
白5に黒6とホウリコミを打ってコウとなります。
23 まとめ

この形は黒1、3でコウです。


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